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NEWS(地域連携)第7回ほっかいどう学シンポジウムで札幌校キャンパス長が基調講演を行いました

2025年8月18日

8 月4日(日)、札幌市内で開催された「第7回ほっかいどう学シンポジウム」において、本学札幌校キャンパス長の尾関俊浩教授が基調講演を行いました。

今回のシンポジウムは篮球比分7年6月に本学と国土交通省北海道開発局が連携協定を結んだことを記念して開催されたもので、?加速する人口減少社会の中で、地域社会の持続可能性や生産空間の維持、そして地方を支える若者の地域定着のあり方について多角的に考えるというテーマで、行政、教育、産業など各分野の関係者が参加し、北海道の未来に向けた議論が交わされました。

講演では、本学が果たすべき地域教育への責任と、今後の教員養成の在り方について、大学の現状と取り組み、そして北海道全体が直面する課題を踏まえた形で紹介されました。
まず、本学の歴史と概要の紹介に続いて、北海道における少子化と人口減少の進行に伴い、今後10年以内に小学校教員の退職がピークを迎えるとされ、年間600~700名の新任教員が必要とされる見通しであることに触れ、教員養成を担う本学の重要性が強調されました。
こうした状況に対応するため、1年次から現場体験を重ねるスパイラル型カリキュラムや、高校との連携による教職志向の形成支援、本学へき地?小規模校教育研究センターによる地域に根ざした実践的な取り組みを紹介。さらに、今年度からは大阪教育大学?福岡教育大学と連携した博士後期課程(共同学校教育学専攻)が始動し、現場に根ざした教育研究による高度専門職の養成を目指すことが示されました。
尾関キャンパス長は、こうした取組を通じて「教員の質を高め、地域に根ざした人材を育てることが、北海道の未来を支える鍵である」と述べ、教育の力による地域貢献の意義を強調しました。

講演後は、同シンポジウムのパネルディスカッションにも登壇し、他の専門家とともに地域社会における教育?人材育成の課題について活発な意見交換が行われました。
本学は、これからも「地域に学び、地域を支える」教員育成を推進し、北海道の未来を担う人材の育成に貢献してまいります。
 
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